フルートベール駅で 神様はいない。少なくともこの映画には。
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ども、ゴロゴロ生活ぱんいちです(+_+)☆
『フルートベール駅で』(原題:Fruitvale Station)鑑賞しました。
現実に起きた事件です。
あらすじ
2009年の元日、米サンフランシスコのフルートベール駅のホームで、3歳の娘を持つ22歳の黒人青年が警官に銃殺された事件が起こる。ごく普通の市民にすぎなかった青年が、なぜそのような悲惨な死を遂げたのか、青年の人生最後の1日を描く。
映画.comより引用
感想
差別・偏見の程度が度を超している事件を
目の当たりにし、目を覆いたくなる。
なぜこんな事が起こるのか、
理解が追いつかない。
当事者片方のみを
一方的に取り締まる様子が伺えるが、
映画だから誇張しているのでは?、と
勘繰ってしまうが、
実際の出来事を撮影した動画によって、
それが本当に起こった事件であることを
裏付けているのだから、
疑いようがない。
バイアスのかかった国家権力行使によって、
紆余曲折あり、これから再起を図ろうとした
青年の一生の幕が
強制的に閉じられるなんて、
あってはならない。
しかもそれが新年を迎えたばかりとは、
神の存在さえ疑いたくなる。
やるせない事実を突きつけられる85分。
ブラックパンサーのライアン・クーグラー監督
長編デビュー作品で評価の高い作品のようだが
1ミリも希望がない為、
こんな事件を2度と起こしてはならないことを
伝える映画だと割り切って観るしかない。