1. TOP
  2. 映画感想
  3. ハ行
  4. ブラッド・ダイヤモンド 日常生活において知らず知らずのうちに世界の誰かを苦しめている可能性

ブラッド・ダイヤモンド 日常生活において知らず知らずのうちに世界の誰かを苦しめている可能性

|

 

ども、ゴロゴロ生活ぱんいちです(+_+)☆

 

NewImage

 

『ブラッド・ダイヤモンド』(原題:Blood Diamond)NETFLIXにて鑑賞しました。

 

2007年4月7日公開作品。

この映画を観ると、ダイヤモンドの出どころは確認した方が良いと言う知識が得られます。

 

あらすじ

 

内戦下のアフリカで発見された巨大なピンク・ダイヤモンドを巡って繰り広げられる争いをサスペンスフルに描く社会派ドラマ。それぞれ異なる目的のためにダイヤの行方を追う3人の男女の運命が交錯する。

 

映画.comより引用

 

 


 

感想

 

アフリカ内戦で

ゲリラ集団が

無差別に人を打ち殺す様は

目を覆いたくなる。

 

アニメで海賊が

町を襲撃する描写はよく見るが

それが実写となると

えげつな過ぎて見ていられない。

 

これが現実で起きていた出来事とは

信じられない。

 

ダイヤモンドを取るために

労働が必要。

 

ゲリラが武力を行使して、

労働力を得る。

 

ダイヤの密売が、

この負の連鎖の端を発していることなど

 

恥ずかしながら

この映画を見るまで、知らなかった。

 

『善悪は行動で決まる。悪人でさえ一瞬の愛情があれば

人生に意味を与えられる。正しい道の選択は難しい。』

 

劇中のセリフの引用だが、

密売をする側のディカプリオが

ジャイモンフンスー、ジェニファーコネリーと出会って

行動を共にすることで

その心境が変化していく様が

 

上記セリフとリンクしていく過程が

印象深い。

 

死線を潜り抜けてまで

ピンクダイヤを追ってきた一向がどのような結末を

迎えるのか、途中退場不可避の2時間23分。

 

何より、

ジャイモンフンスーの演技が常軌を逸しており

何度胸を締め付けられたかわからない。

 

ディカプリオが霞む。

 

スピルバーグ監督作品『アミスタッド』にて

ジャイモンに心を打たれて以来、

またしても彼に感情を揺さぶられる形になるとは

思いもよらなかった。。

 

ダイヤモンドを高い値段で買うことが

戦争犯罪の片棒を担いでいるといった事態、

 

日常生活の無知によって

誰がか苦しんでいると思うと、

 

時として知らないことは罪深いことだと、痛感。

 

出どころが怪しいダイヤモンドを買わないこと。

 

メッセージを投げかける映画は数あれど

具体的に実践できるものは多くない。

 

本作鑑賞によって得られた知識で救える命がある、

と本気で思わせてくる稀有な作品。

 

オススメ。