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パラサイト 現状に不満を漏らすだけで変わろうしない人間が極端な行動を起こした場合のケーススタディ

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ども、ゴロゴロ生活ぱんいちです(+_+)☆

 

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『パラサイト』(原題:Parasite)鑑賞しました。

変わろうとしない人間は、

得手してクソの役にも立たないプライドを持っている典型的な事例も

合わせて示してます。

 

あらすじ

 

キム一家は家族全員が失業中で、その日暮らしの貧しい生活を送っていた。そんなある日、長男ギウがIT企業のCEOであるパク氏の豪邸へ家庭教師の面接を受けに行くことに。そして妹ギジョンも、兄に続いて豪邸に足を踏み入れる。正反対の2つの家族の出会いは、想像を超える悲喜劇へと猛スピードで加速していく……。

 

映画.comより引用

 

 

 

感想

 

とある貧しい家の長男が、

裕福な家庭の娘の家庭教師をすることになり、

長女、父親、母親も、身分を偽って、

その家族の生活に入り込む。

 

計画性、演技力、そして行動力を

まざまざと見せつけられるが

こんな能力があるんなら、

貧しい生活などすぐに脱する事ができるのではないかと

感じてしまう。

 

しかし、うだつの上がらない生活をしているのは

この家族の怠慢という他ない。

 

とはいえ、裕福な家族に寄生するかのように

介入していく様は、見てて痛快。

 

『計画があるから失敗する。計画がなければ失敗しない』

と、哲学的な思想を提唱する父親が、

貧しい生活をしながらにして、

 

実は、とある矜恃を抱えており

それが傷付けられて

後半爆発するわけだが、

 

その矜恃を自分が家族を養うという方向に

向けて欲しかった。

 

ただ現状に不満を漏らすだけで

何もしない人間が

この世界にたくさんいる。

 

しかもそういう奴に限って、

つまらないプライドを持ち

まだ本気を出してないだけと

何も行動していないことに対して

言い訳をしている。

 

本作はそんな人たちに

形はどうあれ何かしら行動すると

世界は変わるというメッセージを

やたら極端な事例で持って

エンターテイメントにして伝える映画。