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ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー もはや歴史の教科書の一節として取り上げても良い件

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ども、ゴロゴロ生活ぱんいちです(+_+)☆

 

Blackpanther wakanda forever20221112

 

『ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー』(原題:Black Panther: Wakanda Forever)鑑賞しました。

 

この映画を観ると、2国間の戦争開始から和平までの過程をエンタメ視点で学習することが出来ます。

 

あらすじ

 

国王ティ・チャラを失い、悲しみに包まれるワカンダ。先代の王ティ・チャカの妻であり、ティ・チャラの母でもあるラモンダが玉座に座り、悲しみを乗り越えて新たな一歩を踏み出そうとしていた。そんな大きな岐路に立たされたワカンダに、新たな脅威が迫っていた。

 

映画.comより引用

 

 

 

感想

 

チャドウィック・ボーズマン演じる

ブラックパンサー単独作品の続編。

 

同氏は2020年にこの世を去っており、

主役不在となる状況での

続編製作に、観賞する側として

一抹の不安があったのが正直なところ。

 

次のブラックパンサーは誰がやる?

CG駆使して故人を演じさせる?

 

展開を考えるだけでも、

良い方向のイメージができない。

 

そんな危ない橋を

続投のライアンクーグラー監督は

見事に払拭する仕事をやり遂げた。

 

チャドウィックボーズマン演じるティ・チャラを亡くすことで

生じるワカンダ存亡の危機と

その王族妹シュリや母ラモンダの喪失感を

ドラマとして昇華し、物語に厚みを持たせている。

 

キャストの演技もその一助となっているのは

言うまでもないが、

アンジェラバセット演じるラモンダの

鬼気迫る演技は必見

 

その演出が

現実世界のチャドウィックのこととしても受け取れ、

 

ティチャラに対するものなのか

チャドウィックに対してのものなのか

錯覚を起こさせるレベルにまで到達しているから

見事としか言いようがない。

 

Disneyプラスドラマシリーズとして

展開予定のアイアンハートも、

物語の核となる要素での登場で

宣伝感のない頭出しに、好印象。

 

映画にはよくその時代の背景が反映されがちだが、

ことにそれが戦争だったりすると

結末によっては、物議を醸し出したりしてしまう

難しい時世になってしまったが

 

海底帝国との戦争のオトシどころも絶妙で

非の打ちどころがない。

 

誰が次のブラックパンサーをやるなどと言った興味が、

どうでもよくなってしまう

重厚なテイストだった。

 

2時間41分は、このクオリティを高めるゆえの

長さと心得るべし。

 

前作復習必須。オススメ。

 

 

オフィシャルサイト

 

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