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ハケンアニメ! モノ作りに携わる全ての人間に問われる「覚悟」

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ども、ゴロゴロ生活ぱんいちです(+_+)☆

 

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『ハケンアニメ!』鑑賞しました。

 

この映画を観ると、アニメ業界の「覚悟」が実感できます。

 

あらすじ

 

地方公務員からアニメ業界に飛び込んだ新人監督・斎藤瞳は、デビュー作で憧れの天才監督・王子千晴と業界の覇権をかけて争うことに。王子は過去にメガヒット作品を生み出したものの、その過剰なほどのこだわりとわがままぶりが災いして降板が続いていた。プロデューサーの有科香屋子は、そんな王子を8年ぶりに監督復帰させるため大勝負に出る。一方、瞳はクセ者プロデューサーの行城理や個性的な仲間たちとともに、アニメ界の頂点を目指して奮闘するが……。

 

映画.comより引用

 

 

 

感想

 

本気で良いモノを世に出したい気概で

仕事をしていると、それは周囲に伝播する。

逆も然り。

監督という人を導いていく立場であれば尚更。

 

新人も天才も、気持ち次第で

キャリアはそれ程影響しないことが

見て取れる。

 

新人ゆえの苦労は言うまでもないが

天才側の苦悩もフィーチャーされており

 

現実世界で

「天才だからできるんでしょ?」

みたいな理屈で、

自分の可能性にブレーキをかけがちだが

今作では、その理屈は通用しない。

 

新人も天才も

同じ人間であることに変わりはなかった。

 

高みを目指す上で馴れ合いは必要ない。

作品が良くなるんだったら軋轢は厭わない。

 

たとえ人に嫌われようが

ハケンを取るために

どんな形であれ

利用できるものは利用し作品に貢献する。

 

私情を挟まず

あくまで作品のプラスになることを

最優先事項と捉える。

 

「覚悟」とは何たるやを、

本作を通して垣間見た。

 

アニメ製作現場に限らず、

モノ作りに携わる全ての人間に刺さり、

仕事に対する取り組み方を顧みるきっかけとなる

近年稀な良作。

 

 

本作が好きなら、これも絶対好きなヤツ