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パブリック 図書館の奇跡 見切り発車でも、行動を起こせば、勝ちパターンな立てこもり

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ども、ゴロゴロ生活ぱんいちです(+_+)☆

 

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『パブリック 図書館の奇跡』(原題:The Public)鑑賞しました。

行動を起こさなければ、何も生まれない。

 

あらすじ

 

オハイオ州シンシナティの公共図書館のワンフロアが約70人のホームレスたちに占拠された。記録的な大寒波の影響により、市の緊急シェルターがいっぱいで彼らの行き場がなくなってしまったのだ。彼らの苦境を察した図書館員スチュアートは図書館の出入り口を封鎖するなどし、立てこもったホームレスたちと行動をともにする。スチュアートにとってそれは、避難場所を求める平和的なデモのつもりだった。しかし、政治的イメージアップをねらう検察官やメディアのセンセーショナルな報道により、スチュアートは心に問題を抱えた危険な容疑者に仕立てられてしまう。

 

映画.comより引用

 

 

 

感想

凍てつく寒さを図書館でしのぐホームレスが

現状を打破する行動を起こす。

 

記録的寒波に命を落とす事案が発生し

宿泊所も入りきらず行き場をなくした彼らが

図書館に立てこもり、実情を世間に知らしめようと

立ち上がる。

 

立てこもり発起人は、見切り発車が甚だしく

図書館員のスチュアートが巻き込まれていく。

 

悪者が欲しいメディアは、目を光らせている中

場当たり的な展開に、

場当たり的な対応をしている感が、楽しい。

 

この局面を政治利用しイメージアップを図ろうとする

市長選に出馬している検事に対して

 

ホームレスの実態を知らしめるようと

擬似体験を要求したり、

 

図書館員、本が好きであるからこその

切り返しで、テレビリポーターを一蹴したり

スカッとする演出が多い。

 

その思いを態度で示す

寡黙な上司や

図書館で働く人間たちの温かさが

ひしひしと伝わってくる。

 

ホームレスに肩入れする

図書館員スチュアートの素性に

含みを持たせたり

 

武装していないことを証明する取った行動は

前半の伏線を活かしていたり回収したりと、

 

構成もしっかり。

 

予測不可能な展開に飽きさせない。

 

立てこもりによって、捕まったとしても

留置所で寒さを凌げる。

 

どう転んでも勝ちパターンな戦でも

行動を起こさなければ、何も生まれない。

 

耐え続けるか、

現状を変えるために立ち上がるか、

 

勇気をもらえる映画。