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ガーンジー島の読書会の秘密 重いテーマと絡めればいいってもんじゃない

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ども、ゴロゴロ生活ぱんいちです(+_+)☆

 

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『ガーンジー島の読書会の秘密』(原題:The Guernsey Literary and Potato Peel Pie Society)鑑賞しました。

 

踏み込んではならない一線を

いろいろ超えてしまってます。

 

あらすじ

 

第2次世界大戦直後のイギリスの島を舞台に、ある作家が魅了された読書会をめぐるミステリー。第2次世界大戦中、イギリスで唯一ナチスドイツに占領されたチャンネル諸島の1つであるガーンジー島。そこに暮らす人々の支えとなっていたのが、島での読書会とその創設者であるエリザベスという女性の存在だった。人と人の心を本がつないだ事実に強く興味を抱いた作家のジュリエットは、読書会に関する記事を書こうと島を訪ねるが、島にはエリザベスの姿はなかった。読書会のメンバーと交流をしていく中で、ジュリエットは彼らが重大な秘密を隠していることに気づいてしまう。

 

映画.comより引用

 

 

 

感想

 

イエスタディ』にてリリー・ジェームスが可愛らしくて

本作主演ということで鑑賞。

 

題名にもある通り

読書会には、おおっぴらにできない秘密があり

リリー・ジェームス演じるジュリエットが、

読書会のメンバーと親交を深めながら

その秘密を、少しずつ紐解いていくストーリー。

 

戦時中ドイツの侵攻によって

自由を奪われた生活の中で、

束の間の娯楽の大事さと、身バレしないための機転

そして読書によって結ばれた絆の強さを垣間見る。

 

敵国において必ずしも全ての人間が悪者ではない事実

戦争がもたらすモノは不幸しかない事実

を突きつけられる。

 

しかし秘密を小出しにし過ぎて、どれが秘密だったのか

ぼんやりする印象。

 

一番かわいそうなのは、ジュリエット役の婚約者。

彼女のやりたい事を尊重し

行ってきなと促した結果、現地の男にひかれ

婚約破棄。

現地の男が迎えにきて、めでたしめでたしって

何だそれ。

 

俺は許さねーぞ。こんな結末。

 

てゆーか他人がずけずけと

秘密探ってる時点でおかしーだろ。

 

話すことを拒絶したおばあちゃんの顔見たら

やめとこって気になるのに

超えてはならない一線を何やかんや

踏み込んでるのにモヤっとする。

 

戦争って重いテーマと絡めれば、

感傷的になる心理に漬け込んで、

いろいろおかしなことをしていると

冷静になったら気づく映画。