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ギフテッド 子供の意思が尊重されない理由

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ども、ゴロゴロ生活ぱんいちです(+_+)☆

 

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『ギフテッド』鑑賞しました。

子供の意思が尊重されないのは、なぜか。それは...

以下ネタバレ含みます。

 

あらすじ

 

天才的な才能のある姪を育てる普通の子として育てることを望む叔父と。

その才能を伸ばそうとする祖母。養育権を巡り法廷で争うことに。

 

子供の意思が尊重されない理由

 

叔父の経済力の無さ、祖母の愛情の欠如などすったもんだがあり

裁判所は、経済力のある里親の元に養子として迎えさせる案を提示。

かくして姪が叔父の元を離れることになります。

 

その里親も祖母とつながっている事実が発覚し

祖母の気が収まる事実を突きつけ、姪は叔父の元に戻るわけです。

 

この映画を鑑賞して思ったのは、子供に意思決定はないのかという疑問。

 

劇中、姪は叔父と一緒にいることを約束し、涙する描写が度々見られます。

しかし子供の意思を問う描写が出てこないことが不思議でした。

 

調べてみると、

 

フロリダでは親権の在り方を決して変えない。

たとえ何歳であろうと子供達は親権を選べない。子供のたちの意思は、法廷において

判決のための一要素とみなされるかもしれないが、裁判所は子供達に証言させることはありそうもない。

子供を巻き込む親を非難することもよくある。子供に証言させるためには、

申し立ての申請や裁判所の特別な許可を得なければならない。

裁判所は家族の法的問題に子供達を巻き込むのを好ましく思わない。

(子供達がしたいようにさせたい親は)子供の意思を尊重していないと批判的だが、

裁判所は、大人の離婚問題に子供達を巻き込まないことは重要であるとみなしている。

 

引用元:http://pascofamilydivorce.com/2012/10/25/custody-choice-in-florida/

 

要するに、フロリダが舞台のこの映画では、子供達に選択肢はないということ。

自分が優位になるように子供に演技をさせたりだとか、そういうケースへの配慮も

あるだろうけど、

 

しかしながら子供を巻き込まないことが重要と謳っていても、

親権を巡る争いに子供が振り回されていることは、この映画で一目瞭然。

 

考えさせられる内容です。

 

この映画で、少なくとも言えるのは

子育てにはそれなりのお金が必要であるということ。