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ペイ・フォワード 可能の王国 世界を変えるネズミ講

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ども、ゴロゴロ生活ぱんいちです(+_+)☆

 

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『ペイ・フォワード 可能の王国』(原題:Pay It Forward)鑑賞しました。

 

この映画を観ると、イメージの良くないネズミ講も使い方次第でその印象が変わります。

 

あらすじ

 

社会科の先生が中学生たちに課題を与える。「もしきみたちが世界を変えたいと思ったら、何をするか?」。母親のアル中を気に病み、近所にたむろするホームレスを気遣うトレバー少年は、そんな、自分の周りの決して幸せとは言えない人々に思いを馳せ、ある考えを思いつく。それは、受けた好意を他人に贈る“ペイ・フォワード”という行動だった。

 

映画.comより引用

 

 

 

感想

 

社会科の教師が出した課題に

ハーレイジョエルオスメント演じるトレバーが

3人に対して善行を実施し、受けた側が新たな3人善行(以下、恩送り)を

実施していけば

世界は変わるとの解を導き出し

実践していく。

 

ハードルが高いものでなければならない

といったルールを課すわけだが、

 

自分の貯金をはたいてホームレスに衣食住を提供したり

車を潰されたジャーナリストに対し高級車をくれてやったりと

その高いハードル設定によって突拍子もない展開が

方々で繰り広げられて

次に何が起こるのか期待して見てしまう。

 

トレバー自身も世界はクソッタレだと

口をついてこぼしてしまうくらい

斜めに物を見るようになってしまっており、

 

本気で世界を変えようとする為に

行動に移している点は見習わないといけない。

 

ヘレンハント演じるトレバーの母親と

ケビンスペイシー演じる教師の仲を

トレバーが取り持つ形になるのだが

 

トレバー一家と教師の境遇が

まるで示し合わせたような展開になるのが、見事。

 

教師の火傷の理由がこうつながるのかと

感心さえ覚える。

 

恩送りが人々に伝播した結果とは

全く結びつかないエンディングに

もっと別の着地があったのでは、感じる。

 

とは言え

恩送りによって果たして世界が変わるのか

を実証するドキュメンタリーみたいな感覚で

楽しめる内容。

 

オススメ。