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マイノリティ・リポート ポンコツシステムで容疑者にされたら、たまったもんじゃない話

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ども、ゴロゴロ生活ぱんいちです(+_+)☆

 

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『マイノリティ・リポート』(原題:Minority Report)鑑賞しました。

 

この映画を観ると、中の人の都合の良いシステムなんてこの世に往々にしてあると思ってしまいます。

 

あらすじ

 

西暦2054年。ワシントンDCでは予知能力者を利用して凶悪犯罪を予知する画期的なシステムが開発され、犯罪予防局が犯人を事前に逮捕することで、犯罪件数は激減していた。そんなある日、犯罪予防局の凄腕捜査官ジョン・アンダートンは、自分が36時間後に殺人事件を起こすと予知されたことを知る。しかもその被害者となるのは、ジョンとは全く面識のない見ず知らずの男だった。同僚たちから追われる身となった彼は、真相を解明して自らの容疑を晴らすべく奔走する。
 

映画.comより引用

 

 


 

感想

 

犯罪を犯す前に逮捕されるって

捕まる側にとっては

たまったもんじゃない。

 

システム紹介を兼ねた事例で取り上げられるのが

妻の浮気に逆上した

夫が妻を殺そうとする事例で

 

殺害のイメージがわりと犯行時刻直近だから

未然に防ぐといっても

現行犯的な直前の取り締まりとなり

情状酌量の余地なく収監される

夫が不憫でならない。

 

そんなシステムの逮捕候補になってしまった

トム・クルーズ演じるジョン・アンダートンが

容疑を晴らす為に追われながらも

真相に近づいていく。

 

『逃亡者』がそうだったように

こういった逃げながら

真相究明するパターンはある程度

確定した面白さがある言っても過言ではない。

 

まして予知能力者と同行して

未来を予期して逃げおおせる場面は、斬新。

 

フィリップ・K・ディックの原作が成すことなのか

脚本がいいのか分からないが

 

ジョン・アンダートンの息子の設定だったり

コリンファレル演じる

司法省の役人ダニー・ウィットワーの存在が

 

ストーリー展開に緻密に織り込まれている為

真相解明まで飽きが来ない。

 

網膜スキャンによって

管理されている社会故に

 

目ん玉取り替える闇手術を

結構なハードルの低さで

清潔とは程遠い環境で施術されたり

 

ジッパーに入れた

目ん玉が転がって、それを追いかける

トムクルーズは後にも先にも

本作でしか鑑賞できない貴重な映像であろう。

 

そして今やアイアンマンの中の人

トニースタークの専売特許である3Dモニターだが

 

トムクルーズが先駆けている事実に

気付かされる。

 

ウォーキングデッドの

アルファ役のサマンサモートンが

この頃からタンクトップを着ているのも見どころの一つ。

 

スピルバーグとトムクルーズって組み合わせも、珍しい。

 

少数報告はシステムの不備として

揉み消されるって事態は、

この世のシステムでも通じる話であろう。

 

中の人に都合の良い結果をもたらしている可能性は

否定してはいけない。

 

なんでもかんでも100%信じて

システムに課金すると言った行為は

慎重になるべきだと勝手に解釈したりしている。

 

なんやかんや、オススメ。