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マイレージ、マイライフ マイレージを貯める行為は目的か手段か、その人の価値観次第

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ども、ゴロゴロ生活ぱんいちです(+_+)☆

 
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『マイレージ、マイライフ』(原題:Up in the Air)鑑賞しました。

 

この映画を観ると、人生を客観的にみる視点が得られます。

 

あらすじ

 

リストラ請負人のライアンは、飛行機で全米を飛び回り、リストラ対象者に次々クビを言い渡す日々。出張の副産物・航空会社のマイレージも貯まる一方で、彼はいつしか1000万マイル獲得を目標に定め今日も前向きに機上の人となる。ところがある日、コスト削減のため出張は一切禁止という命令が下り、彼の野望に暗雲がたれこめる。

 

映画.comより引用

 

 

 

感想

 

ジョージクルーニー演じる

リストラ請負人のライアンは、

リストラ対象者に次々クビを言い渡す事が

もはやルーティンと化し

解雇される人間の立場で物を考えたらメンタルが持たないと

言わんばかりの言わば機械のよう。

 

そんな彼に

鳴り物入りで入社したルーキーと共に

仕事を行うことに。

 

アナケンドリック演じるナタリーは

人を解雇する仕事が何たるかを身をもって体験し

自身が提案した

解雇を対面ではなく画面越しに行うコストカット案に

自信が持てなくなる一方で

クルーニー演じるライアンも感化されていく。

 

とある女性との出会いや

身内の結婚で、

自分の人生を省みるようになる。

 

一見誰もが羨むような

生き方をしているライアンのような

人間も実は全てを手に入れているようで

そうではない。

 

価値観次第で

自分のやっていた事が

意味のある物だったのかそうでないのかは

変わってくる。

 

ルーティンと化している生活だと

自分と異なる価値観と向き合うことも出来ない

危うさを説いていると、解釈。

 

マイルを貯める事を目的としていることに

果たして意味があるかどうかすらも

気づけないのだ。

 

裏を返せば、

ルーティンと異なる体験は

自分の世界を変える可能性があるということ。

 

本作はライアンの人生を

客観的な視点で鑑賞できるわけだが、

 

自分の人生に置き換えて

考えることも出来る

貴重な映画体験だったと言える。

 

ヴェラファーミガ演じる女性の役ドコロが

胸くそ悪かったから評価は下がるが、

 

このような実生活にぶっ刺さるような作品が

たまにあるから

映画鑑賞はやめられない。