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ヒート 男が自分のやりたいことを追求した結果

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ども、ゴロゴロ生活ぱんいちです(+_+)☆

 

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『ヒート』(原題:Heat)鑑賞しました。

男って、こういう生き物だよね。

 

 

あらすじ

 

プロの犯罪者ニール・マッコーリー率いるグループが、現金輸送車から多額の有価証券を強奪した。捜査に乗り出したロサンゼルス市警のビンセントは、わずかな手がかりからニールたちの犯行と突き止め、執拗な追跡を開始する。

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映画.comより引用

 

 


 

感想

 

口では都合の良いことを言っても

男は自分のやりたいようにやる、

 

「男」とは、どういう生き物か

この映画を見れば、その生態が手に取るように

わかるようになっている。

 

出所直後の男性は、勤務先上司とウマが合わず

付き合っている女性のためと思って

歯を食いしばっていたとしても

ニールの声掛けで、手のひらを返すわ

 

「もう関係ない。オレを信じろ。」と、言いつつ

「用を思い出した」と言って、

ニールがウェイングローを襲撃するわ

 

追う側のヴィンセント・ハナも

捜査のため、常に家を空けるわ

 

ナタリー・ポートマン演じる娘ローレンの

実父が娘のことをないがしろするわで、

 

男性陣が

劇中登場する全ての女性を

ことごとく不幸にしているのが

特徴の映画。

 

とは言え、

全ての男性が自分勝手な行動をしているかと

言えばそうではなく、

 

ヴァル・キルマー演じるクリスは

稼ぎがすくねぇって嫁にキレられるけど、

そんな嫁がオレの全てと言ってのける。

 

嫁が不貞を働いていることも知らずに

 

職務質問をくぐり抜けるほど、身辺整理して

迎えに行ったにもかかわらず、

それが叶わない。

 

カーウィンドウ越しの表情が、切なすぎて

いたたまれなくなる。

 

こんな男性がいることが、

この映画の唯一の救い。

 

男性は、ヴィンセントとニールの対決にシビれ、

かくいう女性は、自分勝手な男たちの当然の末路だと

吐き捨てるだろう。

 

男性と女性とで、感想が二極化するのは、明白。

 

シブい男たちの生き様を堪能したい場合は、

男一人で鑑賞すべし、

 

映画史に残る長尺の銃撃戦は、必見。

 

1995年製作。

以来、これを超える男クサイ映画は

未だ誕生していない。