クワイエットプレイス 最悪の状況下で、最悪の出来事とは何か
ども、ゴロゴロ生活ぱんいちです(+_+)☆
『クワイエットプレイス』(原題:A QUEIT PLACE)鑑賞しました。
あの状況下で子供を作ろうとする夫婦の心理を疑う出産のくだり。
あれは脚本チームの狙いだった模様です。
あらすじ
音に反応し人間を襲う“何か”によって荒廃した世界で、生き残った1組の家族がいた。
その“何か”は、呼吸の音さえ逃さない。誰かが一瞬でも音を立てると、即死する。
手話を使い、裸足で歩き、道には砂を敷き詰め、静寂と共に暮らすエヴリン&リーの夫婦と子供たちだが、
なんとエヴリンは出産を目前に控えているのであった。
果たして彼らは、無事最後まで沈黙を貫けるのか――?
オフィシャルページより引用
感想
音を立てたら即死。
そんな状況になった89日目から472日目の出来事と映画は謳っており
10ヶ月10日の計算だと、
確実にこの間に夫婦は事に及んでます。
冒頭おもちゃの音を鳴らしてしまい犠牲となった末っ子の喪失感から?
そんな気持ちで新たに子供を作ろうとする心理もよくわからん。
というものこの設定、
音を立ててはいけない状況で起こり得る最悪の事態は何かと考えていた
〜中略〜
人生でも最も大変な出産という事態を、どうすれば音を立てずに乗り切ることができるか考えなければならない。アボット家には、そんな不可能とも思える事態を前にして、解決策を見出そうと試みてほしかったんだ。
パンフレットより引用
最初から盛り込みたい要素だったらしい。
盛大なツッコミが予想されるこの要素。
なぜ、世界がこうなる前に妊娠していたことにしていたいなかったのか甚だ疑問。
他にもネタバレ要素となる弱点のくだり、田舎の一家が見つけられるくらいなら
89日もあって政府がそれを突き止められないはずはない。
ツッコミいれられないように、製作側の配慮が随所に見られるが
肝心な部分で詰めが甘い。
とはいえ、家族がテーマのメッセージ性が込められている要素を
印象的に描いているため、一概に駄作とは言い切れない。
ただそのメッセージ性の部分も、別のやり方あったんじゃないの?って
ツッコミいれたくなるので、
もういくつツッコミ入れられるか数えて鑑賞して、
鑑賞した人とそれを競い合うと楽しいのではないかと。