コーダ あいのうた 世界が変わるきっかけは行動を起こせば出会える件
ども、ゴロゴロ生活ぱんいちです(+_+)☆
『コーダ あいのうた』(原題:CODA)鑑賞しました。
この映画を観ると、自分に可能性があるとさえ思うことがない思考停止な環境は恐ろしいと感じます。
あらすじ
海の町でやさしい両親と兄と暮らす高校生のルビー。彼女は家族の中で1人だけ耳が聞こえる。幼い頃から家族の耳となったルビーは家業の漁業も毎日欠かさず手伝っていた。新学期、合唱クラブに入部したルビーの歌の才能に気づいた顧問の先生は、都会の名門音楽大学の受験を強く勧めるが、 ルビーの歌声が聞こえない両親は娘の才能を信じられずにいた。家業の方が大事だと大反対する両親に、ルビーは自分の夢よりも家族の助けを続けることを決意するが……。
映画.comより引用
感想
本作は耳が聞こえない家庭で育った
耳の聞こえる女子高校生の話で
漁をして生計を立てて
組合での会議など娘を介してコミュニケーションを取る。
小さい頃からこのような暮らしを送っていると
それが当たり前になり、
いつしか娘もやりたいことを諦めるような
見えない圧力が発生することを
客観的に垣間見ることができる。
多感な高校生にとって
気になる異性の一人や二人存在するのは
至極当然で、
その異性と接近するために
合唱部に入ったことで
自分でも知る由のない才能を引き出してくれる
教師と出会いで
やりたいことを見つけるも
家族のことが気がかりで一歩踏み出せない。
両親が家族を助けるのが当たり前でしょと
娘の通訳を100%あてにしているのに対し、
兄が妹の背中を押してくれるトコロが共感ポイント。
しかし娘の歌声を聞くことが出来ず
周りの反応でその才能を推し量るしかないのは
切な過ぎた。
この一幕が盛大に振りになり
家族一同試験場に乗り込み
娘がその家族に対して思いを伝えるように
歌う演出には感涙不可避。
環境によって
自分のやりたいことができない、
自分のやりたいことすら見つけられないまま
家庭を優先することは
現代社会においても、往々に存在する話。
自分に可能性があるという
思考にすらならない環境は恐ろしいと感じる。
何かをやろうとすることに
きっかけは何でも良いのだ。
ルーティンから
少し外れた何かをすることによって
新しい発見だったり
世界を変える出会いがあったりすると
自分の日常生活にも当てはめて
前向きな気持ちになれる作品
オススメ。