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RUN ラン もしも身近な存在が、実は一番ヤバイ人間だったら

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ども、ゴロゴロ生活ぱんいちです(+_+)☆

 

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『RUN ラン』(原題:RUN)鑑賞しました。

 

この映画を観ると、歪んだ愛情が産む恐怖を疑似体験できます。

 

あらすじ

 

郊外の一軒家で暮らすクロエは、生まれつきの慢性の病気により、車椅子生活を余儀なくされていた。しかし、前向きで好奇心旺盛な彼女は地元の大学への進学を望み、自立しようとしていた。ある日、クロエは自分の体調や食事を管理し、進学の夢も後押ししてくれている母親ダイアンに不信感を抱き始める。そして、クロエの懸命な調査により、ダイアンが新しい薬と称して差し出す緑色のカプセルが、けっして人間が服用してはならない薬であるということが判明してしまう。
 

映画.comより引用

 

 

 

感想

 

生まれながらにしていくつもの病気を患い

自宅で療養しながらも

 

大学入学を志し自律しようとする

前向きな姿に勇気づけられる。

 

病気の観点で

甘い物をはじめとした

全ての食事が管理されている中、

 

母の目を盗んで

チョコレートを失敬しようとした際に

母親名義で処方された薬を偶然発見してしまう。

 

その翌日見慣れない薬が

自分用で用意されていたことで

母親に対して疑いの念が浮上。

 

何の薬かを調べる為に奮闘する姿に

鑑賞するこちらも歯を食いしばりながら

頑張れと応援したくなってくる。

 

ネット環境を使えなくしたり

真相を悟られまいとする母親と

真相を知りたい娘の心理戦に目が離せない。

 

体が動かない状況で

何をしてくるかわからず

詰め寄られるのは、

心的負担の大きいシチュエーションであることを

再認識。

 

かつて贔屓にしていた小説家のファンが暴走した

スティーブンキング原作映画『ミザリー』や

野球チームファンが暴走した『ザ・ファン』の

記憶がフラッシュバックしてきた。

 

身近な存在が実は一番ヤバイ人間だったパターンを

画面を通じて疑似的に体感したわけだが

そこら辺のホラー映画よりも

数倍の恐怖を感じた。

 

ただでは転ばないラストも爽快。

 

本作は、好評だった『searchサーチ』の監督2作目ということで

アニーシュ・チャガンティ監督は

今後の推し監督として動向を追っていきたい。

 

オススメ。

 

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