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ロケットマン 他を抜きん出る特技が一つでもあれば、世界は変わる

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ども、ゴロゴロ生活ぱんいちです(+_+)☆

 

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『ロケットマン』(原題:Rocketman)鑑賞しました。

詩が書けなかったら、書ける人間に任せたらいい。

 

あらすじ

 

イギリス郊外の町で両親の愛を得られずに育った少年レジナルド(レジー)・ドワイトは、唯一、音楽の才能には恵まれていた。やがてロックに傾倒し、ミュージシャンを目指すことを決意したレジーは、「エルトン・ジョン」という新たな名前で音楽活動を始める。そして、後に生涯の友となる作詞家バーニー・トーピンとの運命的な出会いをきっかけに、成功への道をひた走っていくが……

 

映画.comより引用

 

 

 

感想

 

親の愛を得られず、

音楽の才能を頼りにするも詩が書くことができない。

レコード会社を訪れたことがきっかけに

作詞家と出会う。

 

同性愛ゆえのすれ違い。

有名になるのと比例して孤独感が募る。

その感情は、酒ドラッグでも拭えず、

ひいては、セラピーに訪れる結果に。

 

 

成功したミュージシャンの伝記映画は、

得てして

孤独、アルコール、ドラッグに偏りがち。

本作も例に漏れず、デジャヴ感否めず。

 

感情をミュージカル調に演出して、

差別化を図るも伝記映画スタンスで入った人間からしたら

ミュージカルに困惑。

エルトンジョンの楽曲で何とか持った印象。

 

親からここまで愛されない境遇も珍しい。

有名になったら金を無心してくるくだりにドン引き。

 

そんな家庭環境だから、

音楽の力が培われたかと思いきや、そうでもなく、

曲が自然と浮かんで来るのは

神が与えたもうた才能であることが発覚。

 

詩が書けない点を、短所と見て取れるような演出も

曲の才能だけあれば、十分。

 

才能だとしても

努力の成果であったとしても

一つ抜きん出た特技があるのは、

強みであることを再認識。

 

出来ない事は、

その分野で抜きん出た人間に任せればいい。

 

そういう意味だと、

巡り合わせという運が必要になってくる。

 

映画『SING』で、タロンエガートン演じるゴリラ、

ジョニーが劇中エルトンジョンの”I’m still standing”を歌っていたが、

本作にて生身で同曲を歌っていることに因果を感じる。

 

歌唱力、演技力、そしてキャスティングされる巡り合わせ。

タロン・エガートンは、最強に違いない。

 

そんなタロンに私はなりたい。