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キングス・オブ・サマー 子供の成長に必要なもの、それはひと夏の経験だった件

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ども、ゴロゴロ生活ぱんいちです(+_+)☆

 

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『キングス・オブ・サマー』(原題:The Kings of Summer)鑑賞しました。

 

この映画を観ると、子供が大人になる瞬間を垣間見る事が出来ます。

 

あらすじ

 

高校生のジョーとパトリックは、それぞれ親に対する不満から家出を計画し、一風変わった少年ビアジオとともに森に隠れ家を作って自立した生活を始める。しかしそこへ、ジョーが思いを寄せるクラスメイトの少女ケリーがやってきたことから、少年たちの友情に亀裂が生じ……。

 

映画.comより引用

 

 

 

感想

 

クセの強い両親に耐えられず

 

家出を決意した少年たちが

森に小屋を建てて、ひと夏を過ごす。

 

何事にも縛られない生活

異性への興味、

多感な時期に抱きがちな感情が爆発し、

家出を実行に移した

3人の奇妙な共同生活が、妙にツボをついてくる。

 

文明に頼らず、

自給自足を貫こうとする謎にルールを設けては

その決意もままならなかったり、

女の子によって関係がこじれたり。

 

中高生特有の酸いも甘いもが

濃厚に詰まったこの経験が、

3人を大人へと成長させ

のちの人生に大いに影響する出来事となることは

 

この映画を鑑賞する

全ての人間が思うトコロ。

 

「可愛い子には旅をさせよ」とは

よく言ったものだが、

 

この旅がもたらす子供への影響を

具体的に知りたければ、

本作か、スタンド・バイ・ミーを

見せとけば事足りると言った具合。

 

途中父親と全く同じことをし、

血は抗えないのが露呈する場面には

思わずニンマリ。

 

いなくなったことを咎めるのではなく

成長して帰ってきた息子を受け入れる

父親の変化にも注目したい。

 

そして3人のうちのひとり「ビアジオ」の

ミステリーな雰囲気がたまらないことは

言うまでもない。

 

本作にて長編デビューを果たした

ジョーダン・ボート=ロバーツ監督は

のちに『キングコング 髑髏島の巨神』の監督に

抜擢されることとなる。

 

名前も聞いたことない監督が

いきなりハリウッド大作に抜擢されるのには

理由があると考える。

 

そのような監督たちが

評価されるきっかけとなった過去がどれなのか

自分の目で確かめる形の

作品選定を是非ともお勧めしたい。

 

 

Amazonプライムビデオにて、鑑賞。

 

あの作品、あの監督

 

『シャン・チー』 デスティン・ダニエル・クレットン監督

 

『ブラックパンサー』ライアン・クーグラー監督

 

『スパイダーマン』ジョン・ワッツ監督