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記憶にございません! 理想を抱き自信と興奮に満ち溢れていたあの日

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ども、ゴロゴロ生活ぱんいちです(+_+)☆

 

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『記憶にございません!』鑑賞しました。

スケールは違えど、実社会に通ずることばかり。

 

あらすじ

 

国民からは史上最悪のダメ総理と呼ばれた総理大臣の黒田啓介は、演説中に一般市民の投げた石が頭にあたり、一切の記憶をなくしてしまう。各大臣の顔や名前はもちろん、国会議事堂の本会議室の場所、自分の息子の名前すらもわからなくなってしまった啓介は、金と権力に目がくらんだ悪徳政治家から善良な普通のおじさんに変貌してしまった。国政の混乱を避けるため、啓介が記憶を失ったことは国民には隠され、啓介は秘書官たちのサポートにより、なんとか日々の公務をこなしていった。結果的にあらゆるしがらみから解放されて、真摯に政治と向き合うこととなった啓介は、本気でこの国を変えたいと思いはじめようになり……。

 

映画.comより引用

 

 

 

感想

 

記憶喪失の内閣総理大臣。

ありそうでなかった設定。

 

『もしも内閣総理大臣が記憶喪失になったら』を、

三谷幸喜が、すごい妄想したであろうことが

手に取るように感じられる。

 

良いイメージしかない中井貴一の、

素行の悪い演技がとにかくツボった。

 

世の中を変えると意気込んで総理大臣になっただろうが、

そのモチベーションを保つのが難しく

現状に満足していってしまう、

 

はたまた目的達成を諦めざるを得ない超えられない壁に

立ちはだかれたのか。

 

実社会においても、

いつの間にか理想が影を潜め、現状に満足し

変化を好まなくなるのは、よくある話。

 

『初心』という言葉を

鑑賞する側にも思い起こさせる。

 

ディーンフジオカの役柄も

野心があって政界に入ったが、

現実を突きつけられた人物だったのが印象的。

 

総理が本気で世の中を変えるのに

君たちの協力が必要だと告げ、

総理とともに

ディーンフジオカや小池栄子の役柄が

力を尽くしていた。

 

目標達成は、単体では難しいがチームなら可能。

 

スケールは違えど、

実社会に置き換えても、共感できる部分があり

熱いものを感じた。

 

総理がとあるタイミングで

記憶が戻っているという話なので

それがいつかを予想しながら

見るのも楽しいかも。

 

 

自信と興奮に満ち溢れていた

社会進出したあの日。

自分が抱いていた理想に近づけていますか?