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ファイティング・ファミリー このプロレスラー兄妹に感情移入しかしない

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ども、ゴロゴロ生活ぱんいちです(+_+)☆

 

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『ファイティング・ファミリー』(原題:Fighting with My Family)鑑賞しました。

「この兄弟は、この場面での気持ちを述べよ」って、道徳の授業に使えるレベル。

 

 

あらすじ

 

イギリス北部でレスリングジムを営むナイト一家。中学1年生の時からリングに立っている18歳のサラヤは、いつかWWEの試合に出て一家を盛り上げたいと願っていた。兄ザックもプロレス命だが、その一方で愛する彼女と結婚して普通の家庭を持ちたいとも考えている。そんなある日、WWEのトライアウトに参加した2人は、尊敬するスーパースター、ドウェイン・ジョンソンと対面を果たす。兄妹は大喜びでトレーニングに励むが、サラヤだけが次のステージに進み、フロリダへ行くことが決定し……。

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映画.comより引用

 

 

 

感想

 

プロレスで生計を立てる一家の娘が、

アメリカのプロレス団体WWEのトライアウトに

招待される事による悲喜こもごも。

 

お兄ちゃんの夢にかける思い、

立ちはだかる現実、

妹への嫉妬、

兄ゆえにできるサポート、

日常で容易に想像できるシチュエーションに

感情移入すること必至。

 

時折見かけるビジュアル採用と思しき

女性レスラーへの偏見が自分にあったこと、

 

この映画で気づかされ、

そして認識が改まった。

 

トライアウトに参加している面々は、

本気でそのチャンスを

モノにしようと人生を賭けている

人間ばかりであることを思い知らされる。

 

直面する厳しい現実と、

イギリスから単身で

アメリカに渡り

成功することしか考えない両親と、

切磋琢磨した兄からもトライアウト以来冷たくされ、

 

孤独にさいなまれる妹の心情も

現実に起こりうる局面ゆえに、

感情が手にとるように伝わってくる。

 

現実を受け入れ前に進むことを

決断したお兄ちゃんが

妹にかける言葉が印象的。

 

プロレスに詳しくなくとも、

何かしら心に刺さる一幕がある

近年稀に見る良作。

 

オススメ。