残酷で異常 客観的に死と向き合う方法
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ども、ゴロゴロ生活ぱんいちです(+_+)☆
『残酷で異常』(原題:Cruel & Unusual)鑑賞しました。
新しい地獄の形。救いもあり。
あらすじ
自宅のバスルームで妻に心臓マッサージを施す中年男性エドガー。しかし妻が息を吹き返すことはなく、その傍らでエドガーも意識を失う。次の瞬間、エドガーはなぜか車の運転席におり、助手席には死んだはずの妻がいた。戸惑いながらも妻と自宅に戻り食事を摂るエドガーだったが、自室のドアを開けると見知らぬ建物に迷い込んでしまう。そこでは殺人を犯した人々のグループセッションが行われており、エドガーはテレビに映った老女から、身に覚えのない妻殺しの罪を追求される。
映画.comより引用
感想
自他問わず、
人を不幸にしていると判断された輩たちが、
精神的に迫られる罰を受ける映画。
いわば、地獄と言えよう。
地獄といえば、やれ針の山だ血の釜だを
イメージするが、
海外の地獄がどんなものか
そういえば意識したことがなかった為、
自国以外の地獄の概念に
初めて触れる経験となった。
価値観の違いとはよく言ったモノだが、
自分が普通だと思っていることが、他人にとって異常だったりするから
この映画の内容は他人事ではない。
自覚するまで殺し続けないといけない世界でも
自分のしていたことが原因で、
相手を抑制していたことになかなか気づかない
主人公の描写があるように、
現実世界で、その事実に気付き
思い止まるのは容易ではない。
殺しや自殺が後を立たないのも
この自覚がないことが一因しているだろう。
この映画を観て、客観的に死と向き合えたら
世の中が少し平和になるのかもしれない。