チャイルド・プレイ そう遠くない未来に向けた、人間がAIとどのように向き合うべきかの問題提起
ども、ゴロゴロ生活ぱんいちです(+_+)☆
『チャイルド・プレイ』(原題:Child’s Play)鑑賞しました。
人間とAIチャッキーは、果たして共生できるのか。
あらすじ
引越し先で友達のいない少年アンディは、誕生日に母親から人形をプレゼントされる。その人形には、音声認識センサーや高解像度画像認識機能などが備えられ、スマートフォンアプリと連携して操作も可能という、最先端の技術が盛り込まれていた。人形をチャッキーと名づけて一緒に暮らし始めたアンディだったが、次第に周辺で異変が起こり始めて……。
映画.comより引用
感想
今やハリウッドでは、定番となったリブート文化。
ホラー映画のアイコン的存在、チャッキー人形。
もはや知らない人の方が少ないほど、
お茶の間で浸透している。
本作は、時代に合わせた設定が功を奏したパターン。
持ち主の一番の友達になるように学習する
AI搭載の新型人形”BUDDY”
こんな気持ちの悪い人形を誰が欲しがるんだよとか
言ってしまうと話が終わってしまうので、割愛。
とあることがきっかけで、
暴力性の高い設定で出荷された一体をつかまされる主人公。
複雑な家庭環境で、友達もできず、
チャッキーとボードゲームをして仲良くし始め
チャッキーをきっかけに友達もできる。
多感な時期も相まって、
汚い言葉や、ホラー映画も見たりしちゃう。
設定が相まって暴力的な部分を、しっかり学習して
我々の知るチャッキー人形と化していく様が
全く飽きさせない。
バイオレンスな結果でも
チャッキーの基準は、ご主人が喜ぶと思ってやっていることなわけで
一概にチャッキーが全て悪いと言う感覚にさせないのが、深い。
アプローチは違えど
『A.I』『アイ・ロボット』『her/世界でひとつの彼女』『エクス・マキナ』
といったAIの映画を彷彿とさせた。
近い将来、
ロボットと人間が共生するような時代が来るはずなわけで、
人間がAIとどのように向き合うべきか
問題提起をしているかのよう。
そして折り合いが付かなかったら、ぶっ殺されるのが
この映画。
繰り返しとなるが、
やり切った感のある設定を時代に寄せることで、
全く新鮮な気持ちで鑑賞できることが
素晴らしい経験だった。
こんなリブート作品が今後増えることを、期待したい。