評価☆8

アバウト・タイム　愛おしい時間について　過去にタイムトラベルできる人間が見出した幸せの秘訣

投稿：2021年03月18日 | 更新：2021年03月21日

ども、ゴロゴロ生活ぱんいちです（＋_＋）☆

『アバウト・タイム　愛おしい時間について』（原題：About Time）鑑賞しました。

あなたには、戻りたい過去はありますか？

あらすじ

イギリス南西部に住む青年ティムは自分に自信がなく、ずっと恋人ができずにいた。21歳の誕生日に、一家に生まれた男たちにはタイムトラベル能力があることを父親から知らされたティムは、恋人を得るためタイムトラベルを繰り返すようになり、やがて魅力的な女性メアリーと出会う。しかし、タイムトラベルが引き起こした不運によって、その出会いがなかったことになってしまい、再び時間をやり直したティムはなんとか彼女の愛を勝ち取るが……。

映画.comより引用

感想

過去へのみタイムトラベルできる特殊能力を持った男性の話。

男側に、その能力があり

２１歳になったら父親より神妙な面持ちで

打ち明けられる。

過去にタイムトラベル？！

最高じゃん！

万馬券が出たレースまで戻って、大枚叩けばいいじゃんなんて

煩悩の塊のようなことが真っ先に思い浮かべたことを

見透かされるように

お金目的でタイムスリップすると、

幸せになれないといった前提を作り、

家族にフォーカスしたことが、

映画の質をググっと上げている。

時間に対する取り組み方によって、

どうしたら幸せになれるかという命題に

真剣にアプローチしており、

鑑賞した後に、心地よい気持ちになれる。

レイチェル・マクアダムスが美し過ぎて

彼女を射止めようと

主人公が試行錯誤する行動に

激しく賛同。

同棲相手が居るにもかかわらず

別の女性（マーゴット・ロビー、激しく綺麗）と

ワンナイトできる状況を前にして、

プロポーズを決意する一幕に

こういうシチュエーションが

結婚を考える瞬間の一つであることが

新鮮だった。

そして過去に戻ることによって

親といつだって会えるかと言えば

そうでもなく

新しい命を宿した場合

過去に戻り、その過去から戻ってきた時に

その子の性別が変わってしまう可能性があり、

秘密を共有し合った仲だからか

父親との関係が濃密で、

そんな存在との離別描写が

かつて見たことがない演出で、

清々しい気持ちにさせられる。

過去にタイムトラベルするこの映画では

幸せの秘訣を定義している。

■パート１

人と同じように１日ずつ普通に生活すること

例：

・嫌な上司に真正面から取り合わない

・店員の目を見て接する

・いつもの風景でも関心を持つ

・喜ぶときは全力で

・イヤホンの音漏れなど、些細なことでイラつかない

■パート２

毎日を同じように、もう一回繰り返すこと

緊張や不安で気づかなかった人生の素晴らしさに

２回目に気づく。