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スリー・ビルボード オレンジジュースで感動するとは思わなかった件

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ども、ゴロゴロ生活ぱんいちです(+_+)⭐︎
 

オレンジジュースで感動するとは思わなかった件 ーゴロゴロ生活ー

 

『スリー・ビルボード』鑑賞しました。

心が洗われました。劇場にてこの感じは、久しぶり。

以下ネタばれ含みます。鑑賞していない人はご注意を。

 

 

あらすじ

 

米ミズーリ州の片田舎の町で、何者かに娘を殺された主婦のミルドレッドが、犯人を逮捕できない警察に業を煮やし、解決しない事件への抗議のために町はずれに巨大な3枚の広告看板を設置する。それを快く思わない警察や住民とミルドレッドの間には埋まらない溝が生まれ、いさかいが絶えなくなる。そして事態は思わぬ方向へと転がっていく。

 

映画.comより引用

 

 

 

感想

 

この映画で当方印象的だった点は以下3つ。

 

1、ウィロビー署長の自殺。そして手紙

2、ディクソンにオレンジジュースを差し出す広告会社責任者。

3、証拠の当てが外れる人生そんなうまくいかないリアルな展開と、

それをきっかけに結託するミルドレッドとディクソンの行動。

 

ミルドレッドの娘が殺されて犯人逮捕にこぎつけない捜査状況に

業を煮やし3つの看板広告を掲載したことで

この3人の登場人物取り巻く状況が目まぐるしく変化するっていうのが

この映画のあらすじ。

 

ウディ・ハレルソン演じるウィロビー署長が膵臓ガンを患い

自殺したことで事態は急展開を迎えます。

 

この映画には、『怒り』の感情がベースとしてあり

やられたらやり返すと負の連鎖が生じます。

 

署長が残す手紙。

奥さん、ミルドレッド、そしてディクソンにあてられ、

登場人物たちの心境に影響。

 

ウィロビー署長を侮辱され、

看板掲載する広告会社の責任者に執拗に詰め寄っていたディクソンは、

署長の自殺でぷっつん。

 

広告会社責任者を窓から放り投げ重傷を負わせてしまいます。

 

警察署の火事に巻き込まれたディクソンが包帯ぐるぐる巻きの状態で

運ばれた病室に、広告会社責任者と居合わせます。

 

ディクソンは謝罪の言葉を述べるも、怒りで打ち震える広告会社責任者。

しかしオレンジジュースを差し出し怒りの連鎖を断ち切ります。

 

普通なら許しがたい事態を、オレンジジュースというユニークな形で

終止符を打つ点が印象的。

 

負の連鎖は、誰かが断ち切らないと終わらない。

この映画のメッセージと受け止めました。

 

アカデミー賞有力と、評判が高いこの映画。

評判通り、いい映画。

 

アクション映画は劇場鑑賞の醍醐味だけど、

こういうヒューマンドラマもたまにはいい。

 

オススメ。