シカゴ7裁判 国家の大義名分と、世論がぶつかった結果
ども、ゴロゴロ生活ぱんいちです(+_+)☆
『シカゴ7裁判』(原題:The Trial of the Chicago 7)鑑賞しました。
これが現実。でも、希望はある。
あらすじ
1968年、シカゴで開かれた民主党全国大会の会場近くに、ベトナム戦争に反対する市民や活動家たちが抗議デモのために集まった。当初は平和的に実施されるはずだったデモは徐々に激化し、警察との間で激しい衝突が起こる。デモの首謀者とされたアビー・ホフマン、トム・ヘイデンら7人の男(シカゴ・セブン)は、暴動をあおった罪で起訴され、裁判にかけられる。その裁判は陪審員の買収や盗聴などが相次ぎ、後に歴史に悪名を残す裁判となるが、男たちは信念を曲げずに立ち向かっていく。
映画.comより引用
感想
ベトナム戦争反対デモ隊暴動を扇動したしたとされる
7人の裁判。
反戦という共通の目的だが、境遇があまりに異なるため
まとまりがない。
個性が強いせいか、統率が取れないアベンジャーズが
エージェント・コールソンによって意識が変わる演出を
彷彿とさせる。
政府による権力の影響なのか、ただの偏見なのか
公平な立場であるはずの判事の言動が
やたら7人の不利になるものばかりで、
非常にモヤモヤする。
判事に翻弄される展開になり
劇中の7人も納得ができないのは当然として
見てる鑑賞側も感情的になること必至。
史実として有名な裁判であり、
判決がどのようなものか事前に分かっていたとしても
その過程に胸を打たれる。
言うは易く、行うは難し。
反戦をデモという形で行動に移した人間への敬意と
ちょっと背中を押すだけで、意図しない方向へ扇動される
集団心理を垣間見ることができる。
国家の大義名分と、世論がぶつかった結果は、
あまりにも現実的。
オススメ。
https://www.netflix.com/title/81043755