ザ・プロム NETFLIXの攻めの姿勢を感じるミュージカル映画
ども、ゴロゴロ生活ぱんいちです(+_+)☆
『ザ・プロム』(原題:The Prom)鑑賞しました。
誰かに、オススメしたい。
あらすじ
ニューヨークの元人気舞台俳優ディーディーとバリーは、新作ミュージカルが失敗し役者生命の危機に立たされる。一方、インディアナ州の田舎町では、恋人同士の女子高生エマとアリッサが、女性カップルでプロムに参加することを禁止され悲嘆に暮れていた。ひょんなことからその事実を知ったディーディーとバリーは、この機会を利用して自分たちのイメージを挽回しようと思いつき、同じくキャリアアップを狙うアンジーらとともに計画を練るが……。
映画.comより引用
感想
こすり倒した感が
否めないミュージカルというジャンルで
オリジナル作品を打ち出す
NETFLIXの攻めの姿勢に感服。
しかもメリル・ストリープや
ニコールキッドマンといったオスカー女優を
起用するあたりも、その勢いを
物語っている。
そんな名だたる女優の存在を食っているのが
ジェームズ・コーデン。
日本では化粧品『SK-2』のCMで
記憶にある人もいるであろうが、
あまり知られていない俳優。
ゲイ男性の心の機微をうまく表現しており
心打たれる。
現実にいそうなぽっちゃりゲイ男性を
体現している。
多様性の時代に
何かと繊細なLGBTを敢えてテーマとして
新鮮さを出し、
さらにアメリカ人なら
誰しもが知っている文化である
プロム(高校最後のダンスパーティー)を
扱い親しみやすさを演出。
同性を愛していることを公にし
堂々とプロムに参加したいと声を上げた女子の勇気。
価値観の古い大人たちとの軋轢。
同じ悩みを抱えた人たちの共感。
SNSの時代でのその波及力は、計り知れない。
名だたるキャストたちが、
その女子を程よく引き立てる存在になって
悪目立ちしていない点がなんとも心地よい。
良作。