スクール・オブ・ロック もし落ちこぼれミュージシャンが名門小学校の臨時教師になったら
ども、ゴロゴロ生活ぱんいちです(+_+)☆
『スクール・オブ・ロック』(原題:School of Rock)鑑賞しました。
この映画を観ると、主演のジャック・ブラックを生涯忘れる事ができなくなります。
あらすじ
落ちこぼれミュージシャンが名門小学校の臨時教師になりすまし、ロックを通じて子どもたちと交流する姿を描いたコメディ。ロックを愛するギタリストのデューイは、自分勝手な振る舞いのせいでバンドを追放されてしまう。その一方で、同居している親友ネッドのアパートからも家賃滞納で追い出されそうになる。そんな矢先、ネッドに名門私立小学校の臨時教師の仕事が舞い込んだことを知った彼は、ネッドになりすまして教師として働くことに。やがて子どもたちに音楽の才能を発見したデューイは、彼らと組んでバンドコンテストに出場しようと考え、ロックの授業を開始するが……。
映画.comより引用
感想
親の言いつけを守り
親の期待に応えないといけない、
親のやりたい事が自分のやりたい事と
いい聞かすかのように
ただ成績順位争いを行なっている生徒たち。
そんなクラスに
自分の都合を優先、
ルームシェアの家賃を滞納するわ
金の為に同居人になりすまして臨時教師を請け負うわの
ダメ男が担任として赴任。
この時点で面白さ確定。
ロックの1から10までを子供たちに叩き込む
ジャックブラック演じるデューイの
ロックに対する知識と情熱は
苦手を克服することよりも
得意を伸ばすことの利点を物語っている。
ギター以外の楽器や衣装、舞台演出、セキュリティに至るまで
生徒一人ひとりに役割を与える
マネジメント能力に長けており
実はこれが一番すごい事なのではと感じる程。
自分のやりたいことすら見つけられず
与えられたタスクをただこなすだけの機械のような
生徒たちが感化され
徐々に自発的な行動を取るようになっていく様が
爽快。
ストーリー全体の面白さは言うまでもなく
直接的には語っていないが
鑑賞側に教訓めいたメッセージと受け取らせる
演出が随所に見られ、ただのコメディ映画に
終始していない点も印象的。
ルームメイトの
「夢を諦めたんじゃなくて
自分に才能がないことを悟ったんだ」って
セリフが刺さりまくる。
夢を抱く側(生徒)、
夢を追う側(クソ教師)、
夢ではなく現実的なラインで折り合いをつける側(ルームメイト)の
誰かしらに共感できる
複数視点の構成が絶妙。
音楽メインでも楽しめる
まさに無双的な映画。
傑作。