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思いやりのススメ 人生の酸いも甘いもが凝縮したロードムービー

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ども、ゴロゴロ生活ぱんいちです(+_+)☆

 

Thefundamentalsofcaring20210128

 

『思いやりのススメ』(原題:The Fundamentals of Caring)鑑賞しました。

世界で1番深い穴、興味深い。

 

あらすじ

 

ある出来事をきっかけに作家の道をあきらめ、介護士として働きはじめたベン。初めての仕事で、筋ジストロフィーを患う車椅子の少年トレバーの介護を担当することになった彼は、気難しいトレバーと時にぶつかり合いながら次第に心を通わせていく。そんなある日、ベンは毎日のほとんどを自宅の中だけで過ごすトレバーを外の世界へ連れ出すべく、トレバーが地図で眺めていた「世界で1番深い穴」を目指して車で旅に出る。

 

映画.comより引用

 

 

 

感想

骨格筋の壊死・再生を主病変とする遺伝性筋疾患

筋ジストロフィーを患った少年。

骨格筋障害に伴う運動機能障害のため、

日常生活も介護なしではままならない。

 

心に傷を負った中年男性小説家が

離婚届へサインを拒み続け、

なかなか前へ進むことにできずにいる中、

介護士の資格を取り再起を図る。

 

そんな二人の交流を通じて互いに成長する。

 

世の中を斜めに見過ぎている節があり、

介護する人間がすぐに辞めていく曲者。

 

そんな少年には夢があり、実現できないでいるが

行かないと絶対降下すると

ポールラッド演じるベンに影響され旅に出ることに。

 

道中起こるイベントは、

家に居続けたままだと

経験し得ないことばかり。

 

人生における酸いも甘いも、

この短い旅に凝縮している。

 

 

首から下が麻痺してしまった富豪の男と、

刑務所を出たばかりの黒人青年の交流を描いた

『最強のふたり』を彷彿とさせるが、

 

 

崩壊寸前だった家族の再生を描く

ロードムービー『リトルミスサンシャイン』寄りの

印象。

 

2人の旅かと思えば

仲間が増えていく予想外な展開が、楽しい。

 

介護する側とされる側の関係だから

実現できる少年の夢を実現したシーンの

引きの描写が、大変清々しいモノ。

 

心が程よく洗われる感覚に陥る

観終わった後、いい映画だったと

思わず漏れてしまう良い映画。

 

思いやりのススメ | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト