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アイアムアヒーロー 主人公・鈴木英雄は「ひでお」なのか「ヒーロー」なのか鑑賞して感じてほしい件

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ども、ゴロゴロ生活ぱんいちです(+_+)☆

 

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『アイアムアヒーロー』鑑賞しました。

 

この映画を観ると、そういえば邦画の感染映画ってあんまり見たことなかった事実に気付かされます。

 

あらすじ

 

冴えない漫画家アシスタントの主人公・鈴木英雄が、謎のウィルスによって「ZQN(ゾキュン)」と呼ばれるゾンビと化した人々に襲われ、逃亡の道中で出会った女子高生の比呂美と、元看護師の藪とともに不器用に戦いながらも、必死でサバイバルしていく姿を描く。

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映画.comより引用

 

 


 

感想

 

ハリウッドをはじめ

数え切れないほど感染映画があり

 

ゾンビの倒し方なんて

銃で頭を潰せば何とかなるみたいな

共通認識が鑑賞側には存在している

と言っても過言ではない。

 

しかしながら

銃社会ではない日本において

その頭を潰す行為が難しく

猟銃がいかに重要かが

本作でフィーチャーされている。

 

国の文化によって

ゾンビ映画のアプローチも異なることは

新鮮だった。

 

日常と感染爆発が交差する描写、

 

日本の当たり前の風景が

感染に染まっていく様は、妙にリアルに感じてしまい

恐怖でしかなかった。

 

非常事態における

価値基準の変化も印象的。

 

高級時計の

まさかの使い方が斬新過ぎた。

 

ゾンビに限らず

防災グッズだったりサバイバル術の重要性を

垣間見る学びの時間でもあった。

 

原作の一部分を切り取った形の

映画であろうことは予想できたが

 

原作未読の身としては

有村架純演じる比呂美ちゃんの行く末が

気になり過ぎて仕方なかった。

 

そこは語りでもいいから

フォローがあってもいいと感じる。

 

大泉洋演じる

漫画家アシスタント鈴木英雄(ひでお)は

ごく普通の人間がヒーローになる漫画を書こうとしたが

漫画家では花開かず、

 

一連の出来事で

ヒーローかのような仕事をした後で

名前を名乗る機会に「ごく普通の英雄(ひでお)です」

と言い放ったセリフのもの悲しさだったり

現実世界の皮肉とも取れる演出が

 

本作にて2時間

鈴木英雄(ひでお)が体験してきたことを

思うとジワジワ来るので、

鑑賞にて是非とも体感してほしい。

 

邦画の感染モノなんて、たかが知れてると

舐めてかかったら裏切られる作品。

 

 

グロ注意。