THE FIRST SLAM DUNK 映画をヒットさせるために様々な大人たちが頑張ったことが容易に伝わる件
ども、ゴロゴロ生活ぱんいちです(+_+)☆
『THE FIRST SLAM DUNK』鑑賞しました。
この映画を観ると、クリエイティブな世界で働く人たちの凄さが分かります。
あらすじ
「週刊少年ジャンプ」(集英社)に1990年42号から1996年27号まで連載された、
井上雄彦による少年漫画。高校バスケを題材に選手たちの人間的成長を描き、
国内におけるシリーズ累計発行部数は1億2000万部を超える。
その影響からバスケを始める少年少女が続出した。連載終了から26年。
今作の原作・脚本・監督を井上雄彦自らが担当。
誰も見たことのない、まったく新しい『SLAM DUNK』が誕生した。
公式パンフレットより引用
感想
内容を一切伏せて公開された本作。
ここまで情報が規制された作品も珍しい。
公開少し前に
アニメ版と全キャスト総入れ替えの
声優陣が発表され、
「大丈夫か」と
一抹の不安さえ覚えた。
原作?オリジナル?
あまりにも有名で
人それぞれ思い入れがあるであろう
ビッグタイトルなだけに
ぶち壊しにされるのではないかと
シートに座り上映時間開始直前まで
不安は拭えなかった。
しかし、上映開始後の
「The birthday」の曲に合わせて
タイトルロールが映し出された瞬間、
その不安は一瞬で消え去っていた。
原作やアニメが終了し、
待ち望んでいたはずが
時が経過とともに忘れてしまっていた
舞台が目の前に広がっていた。
井上雄彦先生が描く湘北メンバーが、
そのまま動いている。
アニメでもありCGでもあるはずが
見たこともない感覚。
そして桜木花道ではなく宮城リョータが主人公。
新規参入はついていけないだろう
初登場で紹介もない人物が畳み掛けて出てくる
原作は皆見てるでしょと言わんばかりの構成は
潔ささえ感じる。
試合と回想シーンが交差する構成で
試合が盛り上がってきたと思ったら
回想が入ってしまう場面でテンポが狂って感じが否めないものの、
「THE FIRST」たる世界観に
魅了され、没入。
いつしか涙さえ流していた。
本作は言うまでもないが
公開まで徹底したネタバレ対策が
作品の満足度を押し上げた結果に至っており
マーケティング手法も見事ハマって、
悔しささえ感じるレベル。
いいものを作ろうとした人たちが、
原作者を動かし
その原作者とともに必死で作り上げ
多くの人に見てもらおうと
また様々な人たちがいろいろ考えあげた
作品なんだということが
フツフツと伝わってくる。
原作終了から26年目にして
この作品を劇場で鑑賞できたことを幸せに思う。