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ドライヴ 二度と同じ過ちを繰り返さないと、誓ったはずなのに...。

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ども、ゴロゴロ生活ぱんいちです(+_+)☆

 

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『ドライヴ』(原題:Drive)鑑賞しました。

いっときのテンションに身を任せると負のループから抜け出せません。

 

あらすじ

 

昼はハリウッド映画のカースタントマン、夜は強盗の逃走を請け負う運転手として働く孤高の天才ドライバーが、愛する女性を守るため裏社会を相手に命がけの戦いを繰り広げる

 

映画.comより引用

 

 

 

感想

 

凄腕ドライバー期限付き強盗をする、

のちの『ベイビードライバー』と

この映画の影響と受けたに違いないと思うほど

何ら変わらない設定。

 

現実でもコレが最後と言いつつ何度も繰り返してしまっている事は

よくあることだが、

クライムムービーで、足を洗おうとする最後の犯行が拗れるのは定石。

この映画も例に漏れない。

 

一人で生きようとしても周りがそうさせてくれない。

介入しても自分がしていることの因果で、

結局人を不幸にしてしまう。

この負のループに陥ってしまっている青年の悲哀を

ライアン・ゴズリングが体現している。

 

セリフが、圧倒的に少ない。

しかし、表情、佇まいから、孤独を感じさせる。

 

服役中の夫を持つ人妻に手を出すか?!というツッコミは野暮。

 

映画全体の雰囲気、質感から

ジム・ジャームッシュ作品のような

アート的な印象も受ける。

 

一回くらいいいだろうと軽い気持ちで

道を踏み外すような行いをしようとすると

ロバートパティンソン主演の「グッド・タイム」のように、

その一回が最悪なパターンになるかも知れない。

 

どんな人間にも犯罪の片棒を担ぐ可能性がある。

そんな感情を抱く。

 

負のスパイラルにハマらないように

一歩踏みとどまる気にさせられる作品。