透明人間 目に見えるものが真理と言わんばかりの世界で、透明であることを証明することは難しい件
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ども、ゴロゴロ生活ぱんいちです(+_+)☆
『透明人間』(原題:The Invisible Man)鑑賞しました。
透明化は、悪用される未来しか思いつかない。
あらすじ
富豪の天才科学者エイドリアンに束縛される生活を送るセシリアは、ある夜、計画的に脱出を図る。悲しみに暮れるエイドリアンは手首を切って自殺し、莫大な財産の一部を彼女に残す。しかし、セシリアは彼の死を疑っていた。やがて彼女の周囲で不可解な出来事が次々と起こり、命まで脅かされるように。見えない何かに襲われていることを証明しようとするセシリアだったが……。
映画.comより引用
感想
過去の同名作品は、
人体そのものが消えるのに対して
光工学からのアプローチに未来を感じた。
そう遠くない未来での実現を感じさせる演出に
興奮する。
誰もいないのに、
そこに居るように感じさせる凝った演出を楽しめる。
終盤、透明であることを度外視した犯行に及ぶのだが
その見せ方も、いちいち楽しい。
証明しようとすればするほど、
精神を病んでいると思われる。
心理的プレッシャーを与えていく狡猾な犯行に
おびえ切った主人公が
最終的にとある境地に達し
別人と化し報復する展開も、心地よい。
目に見えない相手を証明することは
いかに難しいかを物語る。
常に見張られていると思ってしまうと
何かをぶっかけて可視化するとか単純なことにも
気づかないわけである。
それだけ、目に見えるものが真理と言わんばかりの世界に
生きていることを痛感させられた。
透明化は、悪用される未来しか思いつかない。
こうやって映画で楽しむくらいが
ちょうどいい技術なのかもしれない