イット・カムズ・アット・ナイト 極限の世界で、何も信じられなくなった場合のケーススタディ
ども、ゴロゴロ生活ぱんいちです(+_+)☆
『イット・カムズ・アット・ナイト』(原題:It Comes at Night)鑑賞しました。
モヤっとしたくない、嫌な気分になりたくない人は、オススメしません。
あらすじ
ポール一家は夜になるとやってくる正体不明の「それ」から逃れるため、森の中の一軒家に隠れ住んでいた。そんなポール一家のもとに、ウィルと名乗る男とその家族が助けを求めて訪れてくる。ポールは「それ」の侵入を防ぐため、夜は入り口の赤いドアを常にロックするというルールに従うことを条件に、ウィル一家を受け入れる。2つの家族による共同生活はうまく回っていったかに思えたが、ある夜にロックされているはずの赤いドアが開け放たれていることが発覚。2つの家族に芽生えてしまった猜疑心、そして「それ」への恐怖から、それぞれの本性が次第に露わとなっていく。
映画.comより引用
感想
夜になると
”それ”がやって来る煽りの映画だが、
”それ”が何なのか、説明がなく困る。
しかも背景の説明もなく、
なぜ一家は森に住むようになったのか、
なぜ病気が蔓延する世の中になったのか、
全くわからない。
故に、長男の盗み聞き行為や夢、
犬が何かを追いかけた先の森で遭遇した何かなど
長男発信の全てが意味不明。
長男が夢で見た事が現実になるとか
はっきり説明してくれた方がスッキリするのに
そんな描写もなく、
ただただ一家が何かに怯え、
ただただ他の家族と生活を共にし、
ひと騒動あり、これで終わり?!ってトコで終幕。
何だコレ。
以下、ネタバレ。
長男が感染していて、家族だけが信じられるという前提は、
最初からなかった。
事の発端は、全て長男の夢遊病によるもの。
なるほど。
ドアが開いていたのも、そのせいと考えれば全て辻褄が合う。
初見でこのように解釈するのは、不可能。
自分たちが信じていたものが間違っていたとしても
人間は極限状態になれば自分たちを優先する。
モヤっとするし、嫌な気分になる映画。