今や定着しつつあるIMAX上映形式。

しかし、その大きさに圧倒されたスクリーンサイズに対して

フルサイズで投影されておらずガッカリした経験はないでしょうか。

 

その映画が撮影されたフィルムサイズによって、

IMAXの劇場でより楽しめるかそうでないかが

変わってくる事実があります。

 

 

 

1.IMAXの違いを把握する

 

 

IMAXシアターは３タイプ存在しており、違いは以下の通り。

 

	IMAX®デジタルシアター	IMAX®レーザー	IMAX®レーザー / GTテクノロジー
アスペクト比	1.90:1	1.90:1	1.43:1
映像	2K DLPプロジェクター2台	4K プロジェクター	4K ツインプロジェクター
音響	5.1ch	12.1ch	12.1ch

 

 

一番左が通常のスクリーンサイズに対して

IMAXはまずアスペクト比によって見え方が異なる。

 

IMAX専用カメラで撮影された作品を

フルサイズ（1.43:1）で投影できるスクリーン有する劇場が

IMAXを最大限に堪能できます。

 

IMAXフィルムで撮影された作品をフルサイズで

鑑賞できる国内劇場は、

 

・グランドシネマサンシャイン池袋

・１０９シネマズ大阪エキスポシティ

 

の２館のみ。

 

1.43:1ではない作品をこの劇場で鑑賞すると

スクリーン上下に黒帯が表示される形になります。

 

劇場公開されるアニメ作品も

昨今IMAXにフォーマットされて

公開されますが、アスペクト比は1.78:1。

 

当方「鬼滅の刃無限列車編」を池袋で鑑賞しましたが

上下に黒帯が存在し、もやっとした気持ちになりました。

 

この事実を知っていれば、

視覚的に損した気持ちで

映画鑑賞する機会は防げます。

 

 

2.IMAXフィルム撮影作品の確認方法

 

IMDb（Internet Movie Databaseの頭文字）は、映画、テレビ番組、ホームビデオ、ビデオゲーム、オンラインのストリーミングコンテンツに関連する情報を集めたオンラインデータベース

https://www.imdb.com/

 

 

検索ボックスから鑑賞したい作品を入力（日本語でもOK）

 

 

該当のページより「Technical specs」を選択

 

 

「Aspect ratio」項目に表示されている比率にて判断してください。

 

3.まとめ

 

 

過去作品でも、再上映が掛かるくらい需要があるため

池袋・大阪が遠方だったとしても、

アスペクト比1.43:1の作品だった場合

一度は体験することをオススメします。

 

そうです。鑑賞ではなく、「体験」という言葉で

置き換えられる時間を過ごせます。

 

1.43:1ではない事実を知っていれば

わざわざ交通費掛けて池袋大阪に行かずとも

近くのIMAX劇場で最大限楽しめます。

 

劇場選びは、作品を知ることから始まります。