イエスタデイ あって当たり前の存在は、得てして失って初めてその偉大さに気付く
ども、ゴロゴロ生活ぱんいちです(+_+)☆
『イエスタデイ』(原題:Yesterday)鑑賞しました。
それが、ビートルズであってもそうでなくても。
あらすじ
イギリスの小さな海辺の町で暮らすシンガーソングライターのジャックは、幼なじみの親友エリーから献身的に支えられているものの全く売れず、音楽で有名になる夢を諦めかけていた。そんなある日、世界規模の瞬間的な停電が発生し、ジャックは交通事故で昏睡状態に陥ってしまう。目を覚ますとそこは、史上最も有名なはずのバンド「ザ・ビートルズ」が存在しない世界になっていた。彼らの名曲を覚えているのは世界でただひとり、ジャックだけで……。
映画.comより引用
感想
もしもビートルズがこの世に存在しなかったら。
なんとも興味をそそられる世界観に
魅きつけられる。
自分の他にビートルズを知る人間がいるのではないか、
と疑心暗鬼になり、自分の行いは正しいことなのか
自問自答するも、世間の評価がうなぎ登り。
オリジナル曲を混ぜ込むも、それは認められないという
状況にアイデンティティを失う。
女性にここまでさせるのかと、
えげつない程鈍感な草食男性シンガーソングライターが
一番大事な存在が何かに気づくまでの話。
演じ分けているのだろうが、自身の唄はさえなく、
ビートルズの唄は、うまく聞こえる演出に感心。
実在するエド・シーラン本人が自身の役で結構なセリフ量で出演。
この人は演技もできるのか、マルチな才能に嫉妬。
途中ビートルズ知っているのは、お前だけじゃねぇぞ
と言わんばかりの存在が、
彼を執拗に追跡する描写がスリリング、
そしてその行動の着地点が、秀悦過ぎて
高揚する。
存在しているはずのモノが
存在しなかったら、
その逆もあるという感慨深い描写にホロリ。
5感を刺激される
創造力全開な展開に、満足。
1回目は、ストーリー。
2回目は、曲目的
と、視点を変えて何度も鑑賞できちゃう
マストバイな1本。