ルイの9番目の人生《ネタバレ》鑑賞側の感情を揺さぶる多ジャンル有する映画
ども、ゴロゴロ生活ぱんいちです(+_+)☆
『ルイの9番目の人生』(原題:The 9th Life of Louis Drax)鑑賞しました。
以下、ネタバレ含みます。
あらすじ
少年ルイ・ドラックスは、大変な難産の末にこの世に生を受けてから、毎年のように必ず事故にあい、そのたびに生死の境をさまよってきた。そして9歳の誕生日に崖から転落したルイは、ついに意識不明の重体になってしまう。担当医のパスカルは必死にルイを救おうとするが、両親やパスカルなど周辺の人々の身に、不可解な出来事が次々と起こり……。
映画.comより引用
感想
8回死にかけてるって意味で、9回目、昏睡状態で生死をさまよう話です。
死んでるわけではありません。
その8回臨死体験には理由があり
昏睡状態で少年と交流する半魚人
昏睡状態のはずの少年が突然起きたりと
鑑賞する側の5感を揺さぶる多ジャンル有する映画。
ネタバレですが、
少年の8回臨死体験の理由は、少年の母親によるもの。
望まない妊娠。生むことを決意した母親ですが、
だんだん精神病んじゃいました。
一般的に『代理ミュンヒハウゼン症候群』呼ばれるもの。
代理ミュンヒハウゼン症候群(だいりミュンヒハウゼンしょうこうぐん、英: Münchausen syndrome by proxy、MSbP、MSP)とはミュンヒハウゼン症候群の一形態であって、傷害の対象が自分自身ではなく何か代理のものであるような精神疾患である。
多くの場合、傷害対象は自らの子や要介護者であるため、児童虐待、高齢者虐待、障害者虐待と同列に挙げられる。しかしながら傷害行為自体は患者の目的ではなく、手段として傷害行為に及び自分に周囲の関心を引き寄せることで、自らの精神的満足を他者から得ようとしているものである(共依存)。子が患者の傷害の対象である症例では、患者は傷害を目的として行っているわけではないとはいえ、行為が反復・継続し、重篤な傷害を負わされる危険がある。
wikipediaより
半魚人の存在が、少年の父親の生死を予期させる象徴となっており
少年の心理カウンセリングから物語の核心に迫るアプローチも
秀逸。
結末がわかった上で鑑賞するとまた楽しめる類の映画。