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アントマン&ワスプ クアントマニア 極小世界にも関わらず壮大なスケールを感じさせる創造性に感服した件

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ども、ゴロゴロ生活ぱんいちです(+_+)☆

 

Quantumania20230220

 

『アントマン&ワスプ クアントマニア』(原題:Ant-Man and the Wasp: Quantumania)鑑賞しました。

 

この映画を観ると、大きいとか小さいとか言う概念を考える事を放棄します。

 

あらすじ

 

「アベンジャーズ エンドゲーム」では量子世界を使ったタイムスリップの可能性に気づき、アベンジャーズとサノスの最終決戦に向けて重要な役割を果たしたアントマンことスコット・ラング。ある時、実験中の事故によりホープや娘のキャシーらとともに量子世界に引きずり込まれてしまったスコットは、誰も到達したことがなかった想像を超えたその世界で、あのサノスをも超越する、すべてを征服するという謎の男カーンと出会う。

 

映画.comより引用

 

 


 

感想

 

ヒーロー映画において

ヴィランのキャラ立ちが

その作品の満足度を左右すると言う説を

密かに提唱している自分にとって

 

今後のMCUフェーズの

メインヴィランとなる

『カーン』が登場する本作の位置付けに

期待が抑えられなかった。

 

カーンはドラマシリーズ『ロキ』最終話で初登場し

のち本作でガッツリ『カーン』の名を冠して

アントマンとその面々と対峙している。

 

MCU作品エンドクレジットから

ちょくちょく登場し

アベンジャーズインフィニティウォーで

満を辞して登場したサノスと異なるアプローチに

ファンを飽きさせない工夫を凝らしていると、

好感が持てる。

 

カーンは複数存在し、かつ

タイムトラベルができ

過去現在未来において、人類の危機を陥れる

マーベル屈指のヴィランとして

知られているらしく

 

予告編を見て

そんなヴィランと対決することになる

アントマンは殺されるんじゃないか

くらい思っていただけに

 

本作の結末のクリーンさに

カーンの脅威をあまり感じられることが出来ず

もう少し爪痕を残したやり方があったのではないかと

少々物足りなさを感じた。

 

この満ち足りない感情は

サブタイトルに

ザ・カーン・ダイナスティと銘打っている

今後のマーベル作品に想いを馳せるとしよう。

 

そしてハンク・ピム。

 

劣勢の中で

溜息が出るほど凛々しい登場に

テンション昂り不可避。

 

御年70歳にして

マイケルダグラスの往年の風格を

垣間見た。

 

亜原子レベルの極めて小さな世界でも

壮大な世界と様々な生命が存在している。

本作に関して果てしない創造性を感じた。

 

20数作品以上のヒーロー映画を製作している中

まだ新鮮な気持ちで見られる

世界観を提供してくるマーベル・スタジオには

正直感心しかない。

 

エンドゲーム以降も

右肩上がりで勢いを見せてきたマーベル作品も

その作品の多さと

ドラマシリーズなど裾野の拡大に

途中退場する声も正直耳にする昨今、

 

本作を鑑賞する限り

まだまだ躍進している印象。

 

自分はドロップアウトには至らず

長いお付き合いになりそうな予感。

 

 

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