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オリエント急行殺人事件 キャストによって結末を邪推する穿った視点の人ほど、見て欲しい件

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ども、ゴロゴロ生活ぱんいちです(+_+)☆

 

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『オリエント急行殺人事件』(原題:Murder on the Orient Express)鑑賞しました。

 

この映画を観ると、誰が殺されるか、犯人は誰か、二つの視点で楽しめます。

 

あらすじ

 

トルコ発フランス行きの寝台列車オリエント急行で、富豪ラチェットが刺殺された。教授、執事、伯爵、伯爵夫人、秘書、家庭教師、宣教師、未亡人、セールスマン、メイド、医者、公爵夫人という目的地以外は共通点のない乗客たちと車掌をあわせた13人が、殺人事件の容疑者となってしまう。そして、この列車に乗り合わせていた世界一の探偵エルキュール・ポアロは、列車内という動く密室で起こった事件の解決に挑む。

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映画.comより引用

 

 


 

感想

 

他人の服装や前後関係によって

人の素性やら職業を

ペラペラと言い当てるあたりが

 

シャーロック・ホームズ然り

探偵に共通したものなんだと

 

世界的に有名な探偵は

気持ちが悪い人間ばかりであることを

再認識した。

 

そして全員を容疑者として疑う

論理的な思考はさすが。

 

もれなく尋問相手をキレさせてるあたり

ニンマリする。

 

そしてキャストによって

犯人を邪推してしまう

鑑賞側の凝り固まった視点を

逆手に取った本作の展開にしてやられた。

 

一人でも主役を張れる

ハリウッドスターばかりで

誰が犯人であってもおかしくないでしょ?と

言わんばかりの製作側の余裕すら感じる。

 

犯人は誰かを

こちらも推理をしながら

鑑賞するわけだが、

 

この手のミステリーは

割と見てきたけど、

本作の結末は見たことがなかった。

 

ポアロが乗り合わせていなかったら

犯人は特定されず迷宮入りとなる

事案であろう。

 

原作未読である為

結末が同じなのかどうかは

定かではないが

原作のラストへの興味すら湧いた。

 

倫理観を問われる

ポアロの決断も印象的。

 

また本作は

殺人が起きるまでに時間がかかる為

誰が殺されるかを

予想しながら楽しむ視点もあり。

 

オススメ。