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プーと大人になった僕 人生において大事なことは、プーが教えてくれる

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ども、ゴロゴロ生活ぱんいちです(+_+)☆

 

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『プーと大人になった僕』(原題:Christopher Robin)鑑賞しました。

プーの哲学が人生を豊かにします。

 

あらすじ

 

かつて「100歳になっても、きみのことは絶対に忘れない」と約束を交わしてプーと別れた少年クリストファー・ロビン。月日が流れ大人になった彼は、愛する妻や娘とロンドンで暮らしながら、旅行カバン会社のウィンズロウ社で多忙な日々を送っていた。しかし、忙しすぎるゆえに家族との約束も守ることができず、思い悩んでいた彼の前に、かつての親友プーが現れ……。

 

映画.comより引用

 

 

 

感想

 

家族の週末の約束も反故にするほど仕事に追われ、

「それ(書類が入ったカバン)は、風船より大事?」と

プーに問われるクリストファーロビン。

 

プーにとって大事なものは赤い風船。

書類が入ったカバンとの比較対象としてはおかしな話だが、

クリストファーにとって本当に大事なものって何なの?と

鑑賞側は解釈できる。

 

「(寄宿学校に)僕も行かされた。

将来いい仕事に就かせる為、親の務めだろ?」

とクリストファー。

それに対し、「あなたは仕事が好き?」と嫁。

 

親の意向の押し付けによって就く仕事が

必ずしも子供が望むものではない。

クリストファーは、娘にも同じ轍を踏ませようとしていることに

気づかない。

 

娘が勉強しているのは、父親を喜ばせる為。

と聞かされる。

 

夢はタダじゃない。何もしないと何も生まれない。

とクリストファーに言い聞かせられた娘は、

行きたくない寄宿学校への進学を

思い直してもらうために行動する為、

「夢はタダじゃない。何もしないと何も生まれない。」

と言ってのける。

 

上記は、劇中の描写の抜粋だが

こんな具合に

忙しなく日々を過ごす現代人に

容赦無く人生の命題を突きつけて来る。

 

親が思う幸せが、子が思う幸せとは限らない。

本当にやりたいことは何?

自分が大事だと思うことは何?

 

大人になったクリストファーの事情は知るよしもなく

プーは、自身の土俵での質問を、ストレートに投げかけて来る。

 

「何もしないを、する」は、衝撃。

プーの発言が、一周まわって哲学的なものになっている。

 

幼少期に思い描いていた夢とは何かを

気づかせてくれる映画。

 

何でぬいぐるみが動いているの?とか

いうツッコミは野暮。

 

オススメ。