あの頃。 人生に多大な影響をもたらす「推し」の重要性を確信した件
ども、ゴロゴロ生活ぱんいちです(+_+)☆
『あの頃。』NETFLIXにて鑑賞しました。
この映画を観ると、夢中になっていたあの頃をもう一度思い出して、また熱くなろうぜって話ではないことが分かります。
あらすじ
大学院受験に失敗し、彼女もお金もなくどん底の生活を送る青年・劔。松浦亜弥のミュージックビデオを見て「ハロー!プロジェクト」のアイドルに夢中になった彼は、イベントで知り合ったコズミンら個性的な仲間たちとともに、くだらなくも愛おしい青春の日々を謳歌する。しかし時は流れ、仲間たちはアイドルよりも大切なものを見つけて離れ離れになっていく。そんなある日、コズミンがガンに冒されていることを知った劔は、かつての仲間たちと再会を果たすが……。
映画.comより引用
感想
「ハロー!プロジェクト」のアイドルを愛してやまない
男性グループの実話。
絶望的な精神状態の時に
稲妻が走るといった形容しか当てはまらないような
衝撃的な出会いをする点は、共感。
言わば「推し」と呼ばれる存在である。
その推しによって
人生が大きく変わった事例を
本作にて垣間見る。
ライブハウスでのイベントを行なっていたが
素人がアイドル愛について語ることによって
成立する世界線が存在することが、新鮮だった。
夢中になれるものがあって
その思いを共有できる場を設けようとする
原動力ともなり得る推しのパワーたるや、
やっぱり推しがいるのといないのとでは
体験や人との出会いであったり
人生の豊かさがかなり異なってくると
言わざるを得ない。
人生における「推し」の重要性を確信した。
しかしながら本作のコズミなる人物の
女性を巡ったクズエピソードは
見るに耐えなかった。
時代とともに
アイドルとは別の大切なものを見つけ
それぞれの人生を歩む一方で
コズミは、
今際までその好きを貫き通していたみたいな
余韻だったが
身内間の悪ふざけを
延々見させられ、嫌悪すら抱いた。
面白ければなんでも良かった的な語りは
仲間内ならそうであろうが、
当事者ではない鑑賞側は感情移入が全くできない。
推しが人生を豊かにする点以外
何も得られない作品。